● 健康食品ごまを毎日食べてきれいになろう!
ごまの成分セサミンが美容健康に効くということが最近わかり注目されています。
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● 健康食品ごまの不思議な力で簡単に、きれいで健康的な体を手に入れたい!!
それには、ほかの栄養分とバランスよく食べ、断続的に食べることが効果的です。
ごまは、薬ではないので一日の量は、一概にいえませんが、大さじスプーン一杯位(約10グラム)を目安に取りたいところです。
ふりかけなどで毎日食べるご飯に掛けて食べれば無理なく摂取することができます。
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● 健康食品ごまは紀元前三千年前に栽培されていた
ごまは、ゴマ科の一年生草木で、亜熱帯の植物。原産地はアフリ力のサパンナ地帯。
ごまがこの地球上に存在した歴史は古く、紀元前三千年以前より、ナイル川流域で栽培されていたともいわれている。
そして古代エジプトに伝わり、食用にしたほか、香料や化粧品としても使われ、さらに驚くことにミイラを作るとき仕上げに防腐剤として利用されていたともいわれる。
やがて古代ギリシヤやロ−マへと伝わり、古代文明でこまの栽培はますます盛んになる。
一方では、アフリ力東部から中近東諸国、インドへと渡り、インドからシルクロードを経て、中国、日本へと伝えられる。
しかし一説によると中国にはメソポタミアやアラビアからすでに入つていたといわれ、黄河文明の紀元前三千年頃には栽培されていたともいわれている。
日本でごまが本格的に食用として重要視されるようになったのは奈良時代以降、平安時代になってから。さらに仏教の伝来により肉食禁忌の戒律によって、ごまや大豆など植物性食品中心の精進料理か発達してく。ごま油はなたね油より古い歴史を持っている。
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● ごまの種類
大きく分けて、野生種と栽培種があり、原産地といわれているサバンナ地方には、野生ごまの種類が最も多くあり、翼を持って飛ぷ野生種がある。私たちが食べているごまは、栽培種で、色で分けると、白、黒、茶、黄、金、緑などがあり、茶にも濃い色、うすい色のものがある。主に使われるのが白ごま、黒ごまで、高級とされる金ごまを好む人達も多くいる。
ごま油には茶ごまが使われる。
現在日本で使うごまのほとんどは輸入品で、輸入先は中国、ベトナム、タイ、ミヤンマー、インドなど。健康指向から年々ごまの消費は伸び、輸入量は増えてる。
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● 朝食にセサミハネーをどうぞ
絹こし胡麻3に対しはちみつ1の割合で混ぜ、パンにつけてどうぞ。味も大変おいしい。
はちみつとの割合はお好みでよいが、ごまの量を多くしたほうかへルシー。
パンはどれでもよいですが、真白いパンより未精白粉のパン、胚芽やライ麦の入ったパン、雑穀パンのほうが不思議と合う。クラツカ−やビスケットにぬってもおいしい。
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● 健康食品ごまを煎った後の良い保存方法は?
せっかくの香ばしい「いりごま」も時間とともに香りが抜けてしまいます。また、湿気ると美味しくありませんので、煎った後は密封できる容器で、冷暗所で保存するのがベストです。
美味しくお召し上がりいただける期間としては1ヶ月程度が目安でしょう。
最近では保存に便利なチャック付きパッケージのいりごま製品が多く市販されていますが、こういった製品も、開封後はチャック部分にごまが詰まらないようにして、しっかり密封して保存しましょう。ちょっとした注意で日持ちもよくなります。
尚、さらに香りがほしいときや湿気た場合は、もう一度煎り直せば大丈夫です。十分に熱したフライパンで2、3粒はじけたら火を止めてください。これだけでもかなり香ばしい風味が戻ってきます。煎り過ぎに注意して、一度お試しください。但し、1ヶ月程度の目安をご参考に。
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● 健康食品ごまをすった後の良い保存方法は?
すったごまはとても香りよく、食欲をそそる風味ですね。また、味覚だけでなく、すりごまは固い外皮がすり潰されていますので、いりごまに比べて消化吸収がよいと云われています。
注意したいのは、香がよい状態ということ、つまりその香が常に放たれ逃げやすいということです。いりごまよりも香り飛びは早いということを知っておかなければなりません。保存はできるだけ少量ずつ、こまめにストックを作るという方法がベストでしょう。
残念ながら、きちんと保存をしても香りは日毎に落ちますので、大量の作り貯めはお薦めしません。
すりごまも密封できる容器で、冷暗所で保存してください。最近ではアルミパック等で鮮度を保つように配慮した製品も多くありますし、手間いらずの便利品で料理を楽しむもよし、すり鉢でゴリゴリと手間と香りを楽しむもよし。TPOに応じた使い方をお考えいただいてはどうでしょうか。
尚、香りが逃げてもごまの栄養価が下がるわけではありませんので、いりごまと同様に1ヶ月程度の目安でお使いください。
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● 金ごま、黒ごま、白ごまの違いは?
健康食品ごまはゴマ属の植物の種(タネ)です。白、黒という区別はこの種の外皮の色分けであり、その他に褐色、金、茶、紫などがあります。色の違いは品種の違いという言い方もできますが、これ以外にも熱帯型のもの、湿帯型のもの、種子を包み込むさく果の形などといった分類もできます。実は、ごまの品種は約3000種以上あると云われています。
さて、こういった品種間で栄養価の違いはあるのか、という素朴な疑問が沸いてきます。今のところ外皮の色素成分に着目した研究が行われており、どうやら黒ごまの色素は赤ワインと同じポリフェノール系ではないかという考えが主流になっています。つまり体内の不要な活性酸素を押さえ込む、抗酸化作用とのつながりが研究されています。
健康食品ごまには外皮色に関係なく特有のゴマリグナンという抗酸化物質が含まれていることが既に知られています。そして黒ごまの色素成分にもそういった作用があることが解明されれば、ごまの薬効を期待するときに「白ごま」よりも「黒ごま」のほうがよいと云う伝承的な格付けの科学的な根拠が示されるのではないでしょうか。
昔の賢人たちは早くより健康食品ごまの価値を知り、黒ごまの効能を書物にして後世へ伝えています。今、このごまの不思議にようやく科学のメスが入った段階で、今後この話題はますます注目を集めると思います。
余談ですが、ごましおをお弁当にふりかけておいて、いざお弁当のふたを開けると白ご飯に黒ごまの色がついていることはないですか?これは黒ごまの色素が水溶性であることが理由です。温かいご飯の水蒸気で溶けだしたものなので、どうぞご安心を。ちなみに、白ごまの色はカルシウムの色です。
金ごまが、最も高級とされています。
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● ごまは太らないの?
自然健康食品の王様ごまのタネは30年経過したものでも80%の発芽率があります。この逞しい生命力は、いったいどこに蓄えられているのか?健康食品ごまの不思議はここにもあります。
さて、ごまの成分値を見ると、けっこうカロリーの高い食品であることがわかります。この逞しい生命力に関係しているのでしょうか。一方、ごまのカロリー数を単純に同量のサーロインステーキと比較してみると約1.6倍に相当します。これだけで考えると、確かに太りそうな感じがします。
ただ、ごまという食品はそれだけでは食べませんし、1回に食べる量も数グラムではないでしょうか?実際的な食生活では牛肉と同じ様には考えられませんね。
単一の食品だけを捉えてどうかと考えるよりも、1回の食事にどれくらいの摂取量になるのか?そしてその食事の回数は?また、何と食べるのか?という総合的な判断をすることが大切と思われます。摂ったカロリーをどれだけ燃焼して消費するか。健康的な食生活と同時に適度な運動は太らないための前提条件です。
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● 健康食品ごまの品質保持期限(賞味期間は?)
市販品は種類によって異なります。
いりごまは製造月より6ヶ月が基準で、すりごまは5ヶ月、パッケージ材質によっては(多層フィルムやアルミパック等)により6ヶ月のものもあります。
洗いごま(精選して加熱乾燥した製品)は12ヶ月、ねりごまも12ヶ月の製品が多いようです。
ごましおはメーカーによってばらつきがありますが、おおむね8ヶ月〜12ヶ月となっています。
設定の根拠は、1)理化学検査 2)細菌検査 3)官能試験により定めています。
ごまという油脂分の多い食品ですから、油脂の酸化による酸敗の度合を測ったり、一般生菌やカビ菌の検査をします。
しかし、このような検査の経時変化を分析値で捉えていった場合、数値に異常が確認されるまでに官能検査で容易に劣化が認められますので、ごま製品の品質保持期間は専ら人の視覚、嗅覚、味覚で判断しています。
ご家庭でも「大丈夫かなっ?」と食品の臭いを嗅ぐことがあると思います。これはりっぱな官能検査ですし、市販品の開封後の期限について不安に思った場合は、まず臭いで判断してください。
油が酸化した臭い=酸敗臭がしたら劣化が始まっている証拠です。開封後は期限表示にかかわらず、できるだけ早く使い切るようにしてください。
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● いりごまと洗いごまの違いは?
ごま粒を加工する際、精選した後は土埃などを洗い落とすため水で洗浄をします。
その後、香ばしくなるまで焙煎したものがいりごまとなりますが、この洗浄後の濡れた粒を加熱乾燥したものを洗いごまと云います。
ですから芯まで火が通っているわけではありませんので、そのままでは食べられません。小麦粉のように、調理専用の食材と考えてください。
例えば、中華のごま団子は洗いごまを好んで使うようです。ごま製品と云えば、洗いごま、いりごま、すりごまと御三家揃って店頭で見受けられましたが、最近では洗いごまの需要が減り、変わりにねりごまが人気を集めているようです。
残念なことですが、ちょっと手間をかけて自分でごまを煎ってみようかと思っても、なかなか手に入りにくい商品になってしまいました。
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● ごまを播いたら育つ?
香ばしくて焙煎をしたいりごまはもちろん、加熱乾燥をしてしまった洗いごまは、もはや植物の種として発芽することはありません。
タネとしてのごまは、90日から120日の栽培日数で収穫が可能な一年草の植物で、5月頃が種まきにちょうどよい季節です。
もともとアフリカのサバンナ地帯が発祥の植物ですから、適度の水分があれば容易に育てることができる、大変強い植物です。
生育過程でオオスズメガ等の幼虫に葉っぱを食べられないように(俗称:みどり虫で半日でごまの木一本を丸裸にしてしまう食欲旺盛な蛾の幼虫です)注意すれば、自家製ごまはプランターでも収穫できます。
花を付ける頃は1メートルくらいの高さになり、夏に咲く花は大変きれいです。
ただ、サバンナ生まれの植物だけに、寒い地方(青森以北)では育ちにくいようで、どちらかと云えば耐寒性のある黒ごまが育つという報告がなされています。
昔から北陸や東北地方では、白ごまよりも黒ごまの方がよく消費される理由の一つに、このような栽培の背景があったと云われています。
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● ごまのタネはどこで手に入る?
野菜のタネを販売しているところであれば手に入ると思います。
ただお店によっては常時在庫しているところは少ないようですが、お願いすれば取り寄せてもらえるはずです。
試しに自家製ごまを栽培されてみてはどうでしょうか?
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● 1日でどのくらい食べたら体に良い?
大変難しい質問ですが、ごまは毎日少しずつが基本です。大さじ1杯半で約10gですから、カレースプーン等でザックリすくって、1日2〜3杯試してみてください。
これ以上とかこれ以下でなければいけないという厳密な摂取量はなく、3度の食生活でどのようにして、無理なく摂れるかをお考えいただくと、総量で20g前後になるのかと思います。
繰り返しますが、少しずつでも毎日続けることが大切です。
どんなに素晴しい食材も、食べ過ぎは厳禁ですし、一気に食べてしばらく摂らないでは身になりません。
ごまは少しの工夫で美味しく健康的な料理へと変身させます。バランスを重視した食生活で、無理のない食べ方を考えて見てください。
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